鉢の子主催 文学講座『声に出して読みたい中也の詩』を開催しました。
6月11日(土)小郡図書館2階会議室にて鉢の子主催文学講座『声に出して読みたい中也の詩』を開催しました。小学生から大人まで11名の参加がありました。 初めに、中原中也記念館館長の中原豊さんから詩の楽しみ方を聞きました。 学校の授業では内容や意味に重点をおきがちですが、詩の楽しみ方は少し違い、まずは受け止めること。目で見て詩のかたちを、声に出して音で楽しむことにあります。 この楽しみ方を『サーカス』と『一つのメルヘン』で実践しました。 |
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![]() ![]() たとえば、一枚紙に書かれた詩の形をみるとサーカスは文字の位置がでこぼこしています。平坦にしたものと見比べると印象が違います。 また、ブランコをゆらす音を「ゆあーん ゆよーん」といっためずらしい音の組みあわせで表現したのは中也だけで、彼の感性で受け止めたものです。 字を見ることで得られる感覚は人それぞれですが、意味を知るとより深く詩を感じることができました。 はじめと最後に8名の方が一連ずつ声に出して読みましたが、それぞれに個性があり、大勢で一編の詩を朗読することのおもしろさを味わうことができました。 |
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